ガスもれの原因その1 陰部神経障害

こちらのコラム


で、ガスもれの主な原因3つを解説しました。

この3つの原因ですが、どれか1つだけというわけではなく大抵は2つ~3つが重なっています。ただその中でも中心となる原因がありますので、まずどれが中心なのかを探って、そこから対処していくのが治療の早道となります。
では今回取り上げる原因その1、陰部神経障害における3つの関連ですが、下記の図のようになっています。

赤い丸が中心を示しています。今回は陰部神経障害が中心ですので、陰部神経障害の部分が赤丸になっています。この原因の特徴は、怪我・手術・姿勢の癖などで神経の障害が起こり、それをきっかけとしてガスもれが発症するというものです。以前からガスを気にしていたということでは無いのでその分ショックは大きく、心にも影響が出てきます。それが黄色の矢印で、発症後ガスもれを気にすることにより、自律神経失調症状や鬱などになることを表しています。

この原因がメインの場合は次のような症状です。

1 時・場合に関わらず、常にガスが出ている感覚がある
2 便や液状のものが下着に付着する
3 肛門に熱感、痛み、感覚の鈍さなどの違和感を感じる
4 太もも裏や足裏にも熱感を感じる
5 匂いは便臭やガス臭が多く、自分でもはっきりと分かる

当てはまる項目が多ければ、陰部神経障害をメインの原因とします。

・陰部神経障害とは何か
陰部神経というのは仙骨神経の一部で、肛門の括約筋のコントロールや知覚を司っています。この神経に何らかの原因で障害が起きると、本来の肛門の動きや感覚に異常が起き、それがガス漏れにつながります。

詳しくは次のページをご覧ください。


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・なぜ陰部神経の障害が起きるのか
陰部神経が常に圧迫されたり、筋肉で挟み込まれたりすることで障害が発生すると思われます。
まず圧迫されるパターンでは、姿勢が原因であることが多いようです。
詳しくは下記のコラムをご覧ください。


次に挟み込むパターンです。これは神経の通り道にある筋肉が固くなることで、挟み込みが起きるわけです。例えば激しい尻もちをついて筋肉を打撲して固めてしまう場合や、足を痛めてお尻の筋肉で身体を支えた結果固めてしまうなどがあります。

・対策
一番いいのは鍼治療です。陰部神経を刺激することで回復を図り、周りの筋肉に鍼をすることで緩めていきます。陰部神経はお尻の深い所を通っていますので、マッサージでは効果が出るのに時間がかかります。鍼でしたら直接届きますので、高い効果が出ます。

自分でできる対策は、お尻の血行を良くして筋肉を回復させるのと姿勢が原因のときは姿勢を正しくするのとがあります。
血行を良くするのは温める、お風呂に長時間つかるなど。またウォーキングなども効果があります。
正しい姿勢については、当院のIBSコラムとはんなり治療院のブログの次の記事を参照してください。