〒144-0052 東京都大田区蒲田5丁目42-6 蒲田ハイツ 505号
(JR蒲田駅東口から徒歩3分)
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これらの症状を総称して「過敏性腸症候群 便秘型」と言います。大変お困りでしょうが、ご安心ください。鍼灸治療でしっかり改善できます。
過敏性腸症候群とは、腸自体には異常がないのですがコントロールがうまくいかず、便通に異常をきたしている状態のことです。
便秘とは一般に、排便回数が週3回未満か頻繁に残便感を感じる状態のことをいいます。この便秘状態が一時的ではなく常にあり、かつ他の腸の病気や薬の影響などはっきりとした原因がない場合を過敏性腸症候群便秘型といいます。また過敏性腸症候群ガス型を併発していることも多いです。
私独自の分類になりますが、便秘型には次の3つのタイプがあります。当院の治療はこれら3つのタイプそれぞれに最適な方法をとっていますので、より効果が高まります。
大腸痙攣タイプ
大腸が痙攣を起こして、所々にギュッと狭まっている状態ができているタイプです。狭まっている所は通過しにくいので、便が固くなり細切れになっていきます。同時にお腹が張ったりガスがたまったりします。排便しても少量だったりコロコロした便のことが多く、あまりすっきりしません。また排便したくなるほどでもない小さい便が直腸にたまることがあり、この時は細かいガスが頻繁に出ます。
蠕動運動乱れタイプ
通常であれば大腸は右から左へ蠕動運動を起こして、便を肛門まで運んでいきます。しかしこのタイプは蠕動運動が不規則になり、便がうまく送られない状態になります。便はそのままお腹の右側に留まり、水分が吸収されずいわゆる下痢の状態で待機しています。ある程度溜まると激しい蠕動運動が起こり便を送り出しますので、便秘が解消したと思ったら下痢になってしまいます。
腸鈍感タイプ
排便に至るには、食事の刺激で大腸内の便を送り出す胃結腸反射と、直腸内に便が一定量溜まると起きる排便反射が必要です。このタイプではその感度が鈍り反射が起きず、朝の排便がなかったり、排便したい感覚自体が起きにくくなっています。すぐ近くまで便が来ている感じはあるのですが、いきんでも出てこなく気持ち悪い状態です。他の特徴として、小さめのガスがしょっちゅう発生して、いくら出してもすぐ出したくなります。
これら便秘型になる直接の原因は腸に関する自律神経の乱れです。ではなぜ自律神経の乱れが起きるかというと、ストレスに加えて主に次の2つが原因です。
1.生活習慣の乱れ
睡眠不足 特に5時間未満だと症状が強くなります。また昼夜逆転でも自律神経が乱れます。
食事量が少ない 便の量も少なくなりますので、排便しづらくなります。
食生活の偏り 野菜の摂取が少ない、お菓子ばかり食べる、砂糖を取りすぎる、アイスをよく食べるなど。
2.偏った姿勢からくる身体の凝り
肩こり、腰の横腹に近い部分のこりは腸の動きが悪くなります。
ちなみに過敏性腸症候群便秘型は圧倒的に女性が多く、特にデスクワークの女性と若い女性に多く見られます。デスクワークの場合はストレスと長時間座っていることのよる身体のこりで症状が起きます。若い女性では夜ふかしで睡眠時間2~3時間とか夕食はお菓子だけなど、無茶な生活習慣で発症することが多くみられます。
東洋医学では過敏性腸症候群便秘型の原因を、自律神経の乱れ(ストレス)と「気」といういわゆるエネルギーみたいなものの巡りの悪さとしています。ストレスに関しては思い当たる人も多いでしょう。また巡りの悪さが起きるのは、身体の冷えとコリが原因です。特に肩こりは便秘との関係が強いこりで、治療する重要なポイントです。他に腰も凝っていると腸の動きに影響します。
これらの原因に対して、まず鍼は全身のツボを刺激することで、血行を良くして自律神経を整えます。またコリに対して鍼で解消していきます。灸は熱刺激で身体の冷えを取っていきます。その結果体質が改善して、胃腸の動き特に蠕動運動が良くなり、健康的な排便ができるようになります。
更に当院の特徴として
・開業以来延べ2万人の過敏性腸症候群の患者さんを診てきました。そのため様々な体質に応じた最適な治療方法を行えます。
・お腹の中まで熱を通す特殊なお灸で、お腹の冷えを取ります。
・長年の経験から巡りを悪くしている筋肉の凝りをしっかり見つけて、解消していきます。
・姿勢や生活習慣が悪化させていることが多いので、しっかり改善のアドバイスをいたします。
たくさんの患者さんが良くなられています。ぜひ治療を受けて、腸に悩まされない快適な生活にしていきましょう。
鍼灸治療と並行して、生活習慣を変えていくとより早く良くなります。以下の対策を参考にして、ぜひ改善していきましょう。
冷え対策
お風呂に浸かることが非常に有効な対策です。ただし、毎日半身浴で20分以上つかってください。これだけで症状が劇的に改善した方もいらっしゃいます。
胃腸は下半身が冷えると調子が悪くなります。そこで下記のものを身に着けましょう。
腹巻き 寝るときだけでなく、日中でもしておく。特に夏はクーラーで冷えるので必須。
タイツ 下半身全体の冷え予防で。
レッグウォーマー 足首が冷えると下半身が冷えてきます。寝るときにぜひ着けましょう。
飲食の対策
食事は3食規則正しく摂りましょう。パンよりは米などの粒食がおすすめです。また食事をお菓子だけで済ますのはもってのほかです。
根菜類やキノコがおすすめですが、さつまいもやじゃがいもはガスがよく発生しますので、控えたほうがいいでしょう。ただ里芋は大丈夫ですので、安心して食べてください。
冷え性の方は冷たいものの飲食を控えてください。朝に熱いみそ汁やスープを飲むようにしましょう。
自律神経対策
睡眠不足は自律神経を乱します。最低6時間以上、できれば7時間とってください。5時間以下になると症状が悪化します。
運動不足も良くありません。筋トレよりは全身運動(ダンス、ヨガなど)がおすすめです。ウォーキングも良いので、できるだけ毎日続けてください。
姿勢対策
デスクワークの人で猫背になっていると、お腹が圧迫され腸の調子が悪くなります。できるだけ真っ直ぐの姿勢を保つようにしましょう。
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