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コラム01 ガスもれの原因とは

ガスもれというのは、非常にショックな症状で深刻な悩みです。

何とか治したいと思うのは当然なのですが、その前にまずなぜガスもれが起きるようになったのかを知らねばなりません。さもないと自分で良かれと思った対策が、さらに症状を悪化させるかもしれません。

 

私自身治療にあたりながら、ガスもれがなぜ起きるのか調べたり検証したりしてきました。その結果、現在のところ以下の3つが主な原因であると考えるに至りました。

ただし、これらは医学的根拠があるというわけではありません。実際に殆どの医師の方はガスもれという症状を認めていません。あくまで長年ガスもれの治療に取り組んできた結果の個人的な見解です。

 

ガスもれが起きる(正確には自分がガスもれを起こしていると感じる)原因は次の3つがあります。

1 陰部神経障害

2 自律神経失調

3 精神的な要因

 

それぞれを簡単に説明しましょう。

 

1 陰部神経障害

お尻の真ん中から陰部神経という神経が左右に出ていて、肛門の筋肉を動かしたり、肛門周辺の感覚を伝えたりしています。この神経に何らかの異常が起きると、

・肛門の筋肉のコントロールができなくなる、肛門をしっかり閉じれなくなる

・違和感や感覚の鈍麻が発生する、ガスがやってきても気づかないのでそのまま出てしまう

という現象が生じます。これがガスもれの一番直接的な原因になります。

ではなぜ神経の障害が起きるかというと、

・猫背、お尻を前にずらして座るなどの姿勢から神経を圧迫

・ガスが出ないようお尻にギュウギュウに力を入れて、神経を圧迫

などが考えられます。

 

2 自律神経失調

3番の精神的な要因にも関係するのですが、強いストレスが持続的にかかることにより自律神経の働きが乱れてきます。そうすると腸の動きがどんどん悪くなり、ガスの大量発生や便の貯留が起こります。

これが過敏性腸症候群という症状です。この症状がまたストレスを増大させますし、発生したガスを我慢しようとして1番に書いてある神経の圧迫につながります。

 

3 精神的な要因

何らかのきっかけでガスのことが非常に気になり、体を丸めて座ることで1番にある神経を圧迫したり、2番のように自律神経を乱したりします。きっかけ自体はいろいろで、人前でうっかりおならをしちゃったとか、狭い会議室で必死におならを我慢したなどがよくあります。

自宅にいると大丈夫という場合は、この3番の原因がメインになっています。気にならなければ症状は起きないのですが、たいていはほぼ反射的に周りを気にしてしまい1番や2番の原因を引き起こしています。

 

ちなみにこれら3つの原因は独立してるとは限らず、むしろ重なっていることのほうが多いです。単独の場合は1番か3番が多く見られます。このような説明を読んでも、ピンと来ないかもしれません。では実際にはどのようにこれらの原因が関わっているのか、架空のガスもれ患者さんを想定してみましたので、見てましょう。

()の数字は上記の3つの原因を示しています。

 

患者さん 23才の女性、会社員

症状 ガスもれ、抑うつ状態

中学生の頃から便秘がちになり、ガスもよく出るようになった。(2)中3の時、授業中にうっかりおならをしてしまい、それ以降ガスが恐怖になった。(3)ガスを出したくなると一生懸命我慢していた。(1)

高校生になるとひどくなり、授業中はいつもガスを出したくなってしまい(2)、常にお尻に力を入れて我慢をしていた。(1)

そのうち、我慢しているはずなのに肛門から空気が出ていく感覚がありショックを受ける。(ガスもれ発生!)

何とかしようとして、後ろの席にガスが行かないように骨盤を後ろに倒してお尻を前にずらし、きつい猫背で座るようにしていた。(1+悪化)しかしどんどんガスもれが激しくなり、学校を休みがちになるが何とか卒業する。

大学生になったら、症状は軽くなりあまり気にしていなかった。その後就職して事務職になったが、人の多い狭い部屋で研修を受けた(3)のをきっかけにガスもれが再発。職場ではずっと座りっぱなし(1)で、隣の人との距離も近く、周りの人の反応が常に気になる。(2)(3)また気にすればするほど、ガスもれもひどくなり、会社に行くのがつらい、もう行きたくない。

 

こんな感じで、原因が積み重なりガスもれに至っています。この3つの原因については、他のコラムで詳しく解説していますので、ご覧ください。

 

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